再婚による養子縁組を詳しく解説!児童手当や養育費の疑問もスッキリ解消

再婚による養子縁組を詳しく解説!児童手当や養育費の疑問もスッキリ解消

「再婚したら養子縁組をした方がいいの?」
「しない場合はどうなるの?」
「児童手当や養育費は変わるのかな」

このようなお悩みにお答えします。

子連れで再婚を考える場合、子どもの戸籍をどうするか悩む人も多いのではないでしょうか。

養子縁組は自分やパートナーだけでなく、子どもの人生にも関わることなので、慎重になるのは当然です。

また、現在受給している児童手当や養育費がどうなるのかも気になりますよね。

そこでこの記事では、以下の内容を詳しく解説していきます。

  • 養子縁組の概要
  • メリットとデメリットを比較
  • 養子縁組をする手順
  • よくある疑問について

この記事を読めば、養子縁組をするかどうかの判断ができるようになるはずです。ぜひ参考にしてみてください!

 

再婚による養子縁組とは!概要を30秒でサクッと解説

再婚による養子縁組とは、養子と養親の間に法律上の親子関係を成立させる手続きです

たとえば、シングルマザーが再婚して養子縁組をする場合、自分の子どもと再婚相手が法律上の親子関係になります。

養子縁組をするための主な要件は、以下の4つです。

  • 養親が成人である
  • 養子が養親より年下である
  • 養子が養親の尊属(叔父や叔母でない)に該当しない
  • 配偶者の同意がある

参考:民法第792条〜第801条 縁組の要件

婚姻届はあくまで、夫婦関係を発生させる制度です。婚姻届を出しただけでは、自動的に新しく親子関係が成立するわけではありません

どれだけ再婚相手が子どもを可愛がっていても、養子縁組をしないと法的には親子として認められないのです。

再婚に関わる養子縁組には2種類ある

養子縁組には2種類があり、条件や特徴が異なります。

それぞれについて詳しく解説していくので、自分はどちらのパターンが合っているのか参考にしてみてください。

1.普通養子縁組

再婚の場合、普通養子縁組が選択されるケースが一般的です。

養親や養子に制限が少なく養子縁組届を役所に提出すれば成立します。

普通養子縁組は、実親との法的な親子関係を継続するのも特徴の1つ。

実親の扶養義務が存続するため、相続権を失うこともありません。つまり、再婚によって普通養子縁組を行った子どもは、実親と再婚相手の両方から遺産を相続できる権利が認められます。

2.特別養子縁組

特別養子縁組は、生みの親が養育できない子どもの福祉を守ることを目的とした制度です。実親との親子関係を完全に抹消するので、扶養義務や相続権は養親だけになります。

特別養子縁組では以下の条件を満たしていることを確認の上、家庭裁判所へ審判申立てを行う必要があります。

  • 養親が25歳以上である
  • 養子が15歳未満であるなどの年齢要件を満たす
  • 実親の同意がある
  • 半年間一緒に暮らしている

参考:厚生労働省「特別養子縁組制度について

しかし、すべての条件を満たしている場合でも、よほどの事情がない限り再婚での特別養子縁組は認められません。

再婚で養子縁組をするメリットとデメリットを比較

こちらでは、再婚で養子縁組をするメリットとデメリットを比較して解説します。

養育費についても触れるので、ぜひ内容を確認してみてください。

1.メリット:実の親子と同じ扱いになる

再婚で養子縁組をするメリットは、法律上で実の親子と同じ扱いになる点です。

具体的には、養親と養子の間に相続権扶養義務などが生じます。もし再婚相手が亡くなった場合は、実子と同じように遺産相続が可能になるということです。

また、子どもの名字を変更する手続きに手間がないのもメリットの1つだと言えます。

2.デメリット:養育費が減額される可能性がある

再婚で養子縁組をするデメリットとして、養育費が減額される可能性が挙げられます。

養親である再婚相手に扶養能力があれば、実親は養育費の減額・免除の請求ができるためです。

養子縁組をすると法的な親子関係が成立するので、扶養義務は養親が優先です。子どもの第一次的な扶養義務者は再婚相手、実親は第二次義務者になります。

もしかすると、元の配偶者に再婚を伝えなければ養育費を減額されないと考える人もいるかもしれません。

しかし、わざと再婚や養子縁組を伝えないのはトラブルの原因です。事情が許す限り、事前に再婚を報告するなど誠実な対応をおすすめします。

再婚で養子縁組をする手順3ステップ

再婚で養子縁組をする場合は、以下の3ステップを踏んでください。

  1. 必要書類を揃える
  2. 証人を用意する
  3. 役所に提出する

スムーズに手続きを進めるためにも、事前に把握しておきましょう。

1.必要書類を揃える

まずは、必要書類を揃えましょう。

再婚による養子縁組の必要書類は、以下の通りです。

  • 養子縁組届
  • 届出人の印鑑
  • 届出人の本人確認書類

また、提出先が本籍地の役所でない場合は、養子と養親の戸籍謄本も必要です。

2.証人を用意する

養子縁組届では、証人による記入と押印が必要です。

証人の条件は「成人2名」のみです。親族などにこだわらなくても問題ありません。

婚姻届にも同様に証人が2名必要なので、合わせて記入してもらうとスムーズですね。

3.役所に提出する

準備ができたら、市区町村役場に養子縁組届を提出します。

ただし、必ず婚姻届を出した後に養子縁組届を提出してください。あなたと再婚相手が法律上で夫婦になっていないと、家庭裁判所の許可など手続きが複雑になるためです。

養子縁組届の提出にあたって、手数料や利用料金はかかりません。

受付時間は役所によって異なるので、心配な場合は事前に問い合わせるといいでしょう。

養子縁組をしない場合のよくある4つの疑問を解説

こちらでは、養子縁組をしない場合での気になる点を4つ解説していきます。

  1. 養子縁組をしなくても子どもの名字は変えられる
  2. 児童手当はなくならない
  3. 再婚相手の扶養控除の対象になる
  4. 再婚相手の健康保険の扶養家族に入れる

これからの生活において重要な内容です。ぜひ参考にしてください。

1.養子縁組をしなくても子どもの名字は変えられる

養子縁組をしなくても、手続きをすれば子どもの名字は変えられます。

あなたは再婚相手の戸籍に入れば自動的に名字が変更されますが、子どもは親の婚姻によっても戸籍を移すことができないので改めて手続きが必要です。

まず、家庭裁判所に「子の氏の変更許可申請書」を申請します。

許可が下りたら、役所に入籍届とあわせて提出をすれば完了です。つまり、適切な手続きを踏めば、再婚相手に扶養義務を負わせなくても、家族みんなで同じ名字を名乗れるということです。

ただし、学校の事情などで子どもの名字を変えたくない場合は、無理に手続きをする必要はありません。

名字をどうするかは、子どもの気持ちを優先して決めてください。

2.児童手当はなくならない

再婚によって養子縁組をしても、児童手当はなくなったり減額されたりはしません。ただし、受給者が変わる可能性はあります。

児童手当の受給者は、夫婦で収入の多い方です。

もし再婚相手の人があなたよりも収入が多い場合、役所で児童手当の受給者変更手続きが必要になります。

手続きに必要な書類は、以下の通りです。

  • 養子縁組受理証明書または戸籍謄本
  • 児童手当・特例給付認定請求書
  • 通帳やキャッシュカード
  • 健康保険証または年金加入証明書
  • マイナンバーの確認できる書類
  • 印鑑

もしあなたの方が収入が多い場合、受給者の変更手続きは不要です。

ただし、再婚によって名字が変わる場合は「氏名変更届」「振込先口座依頼書」の提出が必要になります。

3.再婚相手の扶養控除の対象になる

養子縁組をしない場合でも、子どもは再婚相手の扶養控除の対象になります。あなたの子どもは再婚相手にとっての「3親等内の姻族」になるからです。

ただし、養子縁組をしている場合と異なり、子どもと再婚相手が同居していることが条件になります。もし進学などで別居する場合は、扶養控除の対象から外れるので注意してください。

また、子どもがアルバイトをしている場合は「年収130万円以下」の条件が加わります。あわせて確認しておきましょう。

4.再婚相手の健康保険の扶養家族に入れる

養子縁組をしなくても、子どもは再婚相手の健康保険の扶養家族に入れます。扶養控除の対象なので当然ですね。

手続きは再婚相手の会社が行うので、あなたがすることはありません。ただし、子どもの名字を変えない場合は注意が必要です。住民票で「続柄」が確認できないので、戸籍謄本の提出が求められます。

養子縁組を前提とした再婚相手を探すならマリッシュがおすすめ!4つの理由を紹介

養子縁組を前提とした再婚相手を探すなら、マッチングアプリの「マリッシュ」がおすすめです。

子連れバツイチの人にとってのメリットが、以下の4つあります。

  1. シンママ・シンパパの再婚を応援している
  2. 理解のある会員が多い
  3. 安心して利用できる徹底した取り組み
  4. 会う前から相手の雰囲気がわかる機能

1つずつ詳しく解説していきます。

1.シンママ・シンパパの再婚を応援している

マリッシュではシンママ・シンパパの再婚を応援しており、さまざまな特典を用意しています。

たとえば、「さがす」ページでの上位表示です。

マリッシュでは検索条件に合致した会員が、一覧で表示されます。この一覧表示の中で、シングルマザー・シングルファザーの場合は優先表示されるようになります。

そのため、自分のプロフィールを見てもらえる可能性が高く、結果としてマッチングしやすいのです。

実際にマリッシュを利用して、子連れでの再婚に成功した人は大勢いますよ。

参考:マリッシュ幸せレポート

2.理解のある会員が多い

マリッシュでは、バツイチや子連れでの再婚に理解のある会員が多く集まっています。

男性会員の場合、プロフィールに「シングルマザーや再婚者を理解し、応援する意思を表す」リボンマークを表示できます。

男性からすれば真剣度をアピールできますし、女性からすれば理解のある人なのかが一目瞭然です。

マリッシュであれば、バツイチや子連れだからといって再婚を諦める必要はありません。

3.安心して利用できる徹底した取り組み

マッチングアプリを利用した経験のない人からすると「職場の人に知られるのでは」「騙されてトラブルになりそう」など不安を感じるかもしれません。

そこで、マリッシュでは以下の取り組みを徹底しています。

  • 身分証明書による年齢の確認
  • 24時間365日のサポート・監視体制
  • 実名ではないニックネーム制
  • Facebookへの非投稿

マリッシュであれば、個人情報に敏感な子持ちの人でも安心して利用いただけます。

4.会う前から相手の雰囲気がわかる機能

マリッシュには、会う前から相手の雰囲気がわかる2つの機能があります。

  • 声プロフ:声を録音してアピールできる
  • ビデオ通話:連絡先を交換する必要がないので安全

子どもがいる場合、マッチングした相手と会う時間を作るのは一苦労ですよね。わざわざ会いに行って、相手がイメージと違う人だと時間を無駄にしてしまいます。

しかし、マリッシュの2つの機能を使えば、事前に相手の雰囲気を知ることが可能です。お互いに理解を深めてから会う約束ができるので、出会いに失敗する可能性が低くなりますよ。

 

養子縁組をするかは再婚相手とよく話し合おう

養子縁組をするかは、家族みんなの人生にとって重要な決断です。メリットも大きいですが、再婚相手にとっては相当な覚悟が必要でしょう。

相続権は先の話ですが、扶養義務は日常生活にも影響します。養子縁組は軽い気持ちで再婚相手に求めず、よく話し合って決めてください。

また、養子縁組の疑問が解消してから再婚相手を探したいと考えていた人には、マッチングアプリの「マリッシュ」がおすすめです。

再婚に特化しているので、子連れの再婚にも理解のある会員が大勢います。

仕事と育児の両立で忙しい人でも、

  1. 相手を希望条件で検索する
  2. 気になる人に「いいね!」を押す
  3. マッチングしたらメッセージする

の簡単3ステップで使えます。

まずは無料登録から、気軽に始めてみてください。