シンママが貧困を脱出する5つの方法を解説!育児・家事と仕事を両立するコツも紹介

「シンママでの生活に苦労している」
「子どもに負担をかけないためにも現状を変えたい」
「支え合えるパートナーが欲しい」
このような悩みを抱えるシングルマザーは多いのではないでしょうか。
自分ひとりで育児・家事と仕事を両立するのは大変な苦労ですよね。また、これから離婚を控えて、自分だけで子どもを育てていけるのか不安な女性もいるはずです。
そこでこの記事では、以下の内容を詳しく解説していきます。
- シンママの現状
- 貧困を脱出する方法
- 育児・家事と仕事を両立するコツ
ぜひ記事を最後まで読んで、これからの暮らしを考えるきっかけにしてみてください。
シンママが抱える4つの悩み
こちらでは、シンママが抱える悩みを4つ紹介します。
- 子どもが寂しい思いをしていないか
- 世間からの目が気になる
- 頼れる人が身近にいない
- 金銭的な余裕がない
順番に見ていきましょう。
1.子どもが寂しい思いをしていないか
シングルマザーが抱える大きな悩みは、子どもの気持ちです。精一杯の愛情を注いでいても、父親がいないことで子どもが寂しい思いをしていないか、不安がなくなることはありません。
子ども同士の会話では「なんでお父さんがいないの?」と質問されたり、休日に家族で出かけた話を聞いたりする機会は少なくありません。
また、運動会や発表会で他の家庭の父親を見ると、子どもはうらやましい気持ちになることもあるようです。
平気そうな素振りをしていても、実は子どもが寂しい思いをしているのではと悩むシンママは大勢います。
2.世間からの目が気になる
世間からの目に悩まされるシンママは多いです。夫婦の3組に1組が離婚する時代とはいえ、母子家庭への理解がない人は一定数存在します。
シンママだとわかると事情を詮索されたり、反対に必要以上のお節介を焼かれたりするケースは珍しくありません。そのため、職場や学校でシンママであると伝えていない人もいるようです。
3.頼れる人が身近にいない
シンママの中には、頼れる人が身近にいないと悩む人も多いです。トラブルが起きた際も夫婦ふたりがいれば対応できることでも、ひとり親の場合そうはいきません。
たとえば子どもが病気や怪我をした場合、仕事を早退したり休んだりする必要があります。また、急な残業が入ると子どもだけで留守番をさせなければいけません。
自分だけで家族を守っていくことに、限界を感じているシンママもいます。
4.金銭的な余裕がない
金銭的な問題は、シンママに付いて回る悩みです。働ける人数がひとりなので、どうしても余裕が生まれません。
厚生労働省の調査によると、以下のデータが出ています。
母子家庭 | 児童のいる世帯 | |
平均所得 | 306.0万円 | 745.9万円 |
貯蓄がない | 31.8% | 11.6% |
貯蓄がある | 65.0% | 84.4% |
平均貯蓄額 | 389.8万円 | 723.8万円 |
出典:厚生労働省「平成28年国民生活基礎調査」
さらに生活意識については、母子家庭の82.7%が「生活が大変苦しい・やや苦しい」と回答しています。金銭的な余裕のなさから、子どもの進学などに悩むシンママは多いです。
シンママの貧困率が高い3つの理由
シンママの貧困率が高いのは、主に3つの理由があります。
- 育児・家事と仕事の両立が難しい
- 正規雇用に就きにくい
- 養育費がもらえない
順番に解説していきます。
1.育児・家事と仕事の両立が難しい
育児や家事の負担が大きく、仕事との両立が難しいことがシンママの収入に影響しています。子どもが体調不良になると帰らないといけない、遅くまで働けないなどの理由から、労働時間が制限されるためです。
特に子どもがまだ小さい場合、負担はより大きくなります。保育園に預けられるとはいえ、時間や曜日は決まっているため両立するのは困難でしょう。
育児・家事と仕事の両立が難しいことから、シンママの貧困が生まれてしまいます。
2.正規雇用に就きにくい
正規雇用に就きにくいことも、シンママにとっては深刻な問題です。
シンママの中には出産を機に退職し、専業主婦やパートで働いていた人も多くいます。そのため、離婚後に仕事を探しても正規雇用に就くのが難しいケースは少なくありません。
実際に母子家庭の場合、正規雇用の割合が44.2%と半数以下です。働き方改革などによってシンママの雇用状況は改善傾向でありますが、厳しいのが現状です。
出典:厚生労働省「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告」
3.養育費がもらえない
養育費がもらえないことから、貧困になるシンママは珍しくないです。
離婚した場合は元夫から養育費を受け取る権利が存在しますが、受給状況はあまりよくありません。平成28年の調査では、母子家庭の56%が「養育費を受けたことがない」と回答しています。
出典:厚生労働省「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告」
養育費を受け取らない理由は、主に以下の通りです。
- 相手と関わりたくない
- 相手に支払う能力がないと思った
- 相手に支払う意思がないと思った
元夫との関係が良好でなく養育費がもらえないことが、シンママの貧困につながっています。
シンママが貧困を脱出する5つの方法
こちらでは、シンママが貧困を脱出する方法を5つ紹介します。
- 手当や給付金を利用する
- 免除・減額や割引制度を利用する
- スキマ時間に副業をする
- 節約を心がける
- 再婚をする
ぜひ内容を参考にしてみてください。
1.手当や給付金を利用する
手当や給付金を利用するのは、貧困に悩むシンママに非常におすすめの方法です。返済義務がないので、生活に余裕が生まれるでしょう。
シンママが利用できる手当や給付金は、主に以下の通りです。
- 児童扶養手当
- 母子家庭の住宅手当
- ひとり親家庭の医療費助成制度
- 母子家庭の遺族年金
- 児童育成手当
注意点として、自分が受給できるのかをきちんと調べる必要があります。所得制限などの条件や、市区町村独自の制度もあるためです。
また、生活が苦しい場合は生活保護の申請も検討してみてください。ネガティブなイメージを持つ人もいますが、生活保護の受給は決して恥ずかしいことではありません。
2.免除・減額や割引制度を利用する
収入を増やす手当や給付金だけでなく、支出を減らす免除・減額や割引制度の利用も、生活が苦しいシンママに有効な方法です。
利用できる免除・減額や割引制度は、主に以下のものがあります。
- 寡婦控除
- 国民健康保険の免除
- 国民年金の免除
- 上下水道料金の割引
- 電車やバスの割引制度
- 粗大ごみの手数料を減免
- 保育料の免除や減額
一ヶ月単位で見ると小さな金額でも、積み重なると大きな負担になります。しっかりと情報収集をして、積極的に利用してみてください。
3.スキマ時間に副業をする
スキマ時間に副業をするのもおすすめです。忙しいシンママでも、スマホ1台あればできる副業が増えています。
- ポイントサイト
- アンケートモニター
- フリマアプリで不用品販売
できるだけ初期投資が少なく、事前勉強が必要ない副業を選ぶのが無理なく続けるコツです。子どもが大きくなってきたら、ハンドメイド販売やWeb系の副業にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
スキマ時間をうまく活用して、収入アップを目指してみてください。
4.節約を心がける
家計が苦しいシンママは、節約できる部分がないか日々の暮らしを見直してみてください。コツコツ継続することで、大きな成果につながりますよ。
シンママでも挑戦しやすい節約方法は、以下の通りです。
- 食材はまとめ買いする
- クーポンを利用する
- 外食を控える
- 洗濯はお風呂の残り湯を使う
- 保険やスマホのプランを見直す
- ふるさと納税をする
ただし無理はせず、子どもも一緒に楽しめる範囲にしておくのが継続のコツです。
5.再婚をする
再婚をすれば、貧困を脱出できる可能性は高くなるはずです。家庭に入る所得が増えますし、家事や育児も分担できます。進路や習い事など、子どもに我慢させることも減るでしょう。
もちろん、金銭だけを目的とした再婚はやめた方が無難です。しかし、子どもの気持ちを優先し、生涯を共にしたいと思えるパートナーであれば再婚を前向きに考えてみてください。
子連れ再婚を成功させるコツについては、関連記事「再婚して幸せになる人に共通する5つのポイント!子連れ再婚を成功させる4つのコツも紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
シンママが育児・家事と仕事を両立する5つのコツ
シンママが育児・家事と仕事を両立するには、5つのコツがあります。
- 転職をする
- シンママ向けの相談機関を利用する
- 子どもに家事を手伝ってもらう
- 実家に戻ることを検討する
- 支え合える彼氏を探す
内容をチェックして、悩みをひとりで抱えすぎないようにしてくださいね。
1.転職をする
育児・家事と仕事の両立に悩むシンママは、転職を検討してみてください。休日や勤務時間などの労働環境がよくなる、給料や手当の金額がアップする可能性があります。
以下のようにシンママに特化しているサイトや、シンママを積極採用している企業を紹介してくれる転職エージェントも増えてきています。
まずはサイトを覗いて、情報収集から始めてみましょう。
2.シンママ向けの相談機関を利用する
シンママ向けの相談機関を利用するのも、おすすめの方法です。改善策の提案が期待できます。
また、悩みを聞いてくれる人が身近にいないシンママにとっては、相談相手としても心強い存在になるでしょう。
シンママの相談機関は、種類が豊富にあります。
- ひとり親家庭支援センター
- 男女共同参画センター
- 養育費相談支援センター
- 子ども家庭支援センター
- 役所の相談窓口
直接行かなくても、電話やメールで相談できる場合が多いです。悩みをひとりで抱え込まず、ぜひ利用してみてください。
3.子どもに家事を手伝ってもらう
シンママは責任感が強く、すべてを自分ひとりでこなそうとする傾向があります。しかし、子どもに家事を手伝ってもらうのも方法の1つです。
母子家庭では子どもに「お母さんの力になりたい」という気持ちが芽生えやすく、張り切って手伝ってくれるケースも多いです。子どもの年齢によってできることは異なりますが、簡単な手伝いから任せてみてはどうでしょうか。
家事の負担が減るだけでなく、コミュニケーションや信頼関係を深めるきっかけにもなりますよ。
4.実家に戻ることを検討する
実家に戻るには親との関係や、子どもの生活環境が変わることへの不安もあるでしょう。しかし、生活にゆとりが出る可能性は高いはずです。
家事をすべてひとりでする必要がなくなりますし、子どもの急なお迎えも任せられます。負担が減ることで、子どもと一緒に過ごす時間も増やせます。
また、経済的にも余裕が生まれるのもメリットです。実家に生活費を入れたとしても、現状よりは支出を抑えられるでしょう。
子どもの気持ちを考慮しつつ、実家に戻ることも検討してみてください。
5.支え合えるパートナーを探す
支え合えるパートナーを探すのも、シンママが育児・家事と仕事を両立するコツの1つです。
負担が減るのはもちろん、信頼できる存在がいることで日々の安心につながります。気持ちに余裕が生まれることで、子どもにイライラしてしまう機会も少なくなるでしょう。
しかし、忙しいシンママにとってパートナーを探すのは簡単ではありません。限られた時間で効率的に理想の相手を見つけるには、マッチングアプリが最適です。
バツイチがマッチングアプリを利用するときのコツついては、関連記事「マッチングアプリならバツイチでも出会いやすい!利用をおすすめする7つの理由を紹介」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
シンママの恋活・婚活ならマッチングアプリの「マリッシュ」がおすすめ!
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また、マリッシュでは働くシンママを応援しています。毎月先着940名様に「第一生命の所得保障保険に申し込みできる権利」をプレゼントするキャンペーンも実施しています。
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