相手の良いところを思い出してみるワーク|マリッシュ再開準備室

相手の良いところを思い出してみるワーク|マリッシュ再開準備室


人は強いストレスを感じているとき、相手の欠点ばかりが目につくものです。

そんな状態で人生の大きな決断をする前に、一度だけ立ち止まって、相手の良いところを思い出してみませんか。この記事では、自分の本当の気持ちと向き合うための、小さなワークをご紹介します。

考え事をするイメージ
※画像はイメージです

なぜ「良いところ」を思い出すの?

夫婦で過ごす時間が長くなるほど、相手の行動は「当たり前」になっていきます。毎日仕事に行くこと。家に帰ってくること。子どものことを気にかけること。何かあったときに連絡をくれること。

本当はありがたいことだったはずなのに、日常の中に埋もれてしまうと、なかなか気づけなくなります。

反対に、不満はとても目立ちます。言い方が冷たかった日。約束を忘れられた日。こちらの気持ちを分かってもらえなかった日。そうした出来事は心に残りやすく、何度も思い出してしまいます。すると、いつの間にか「この人には嫌なところしかない」と感じてしまうことがあります。

でも本当に、最初からそうだったのでしょうか。

このワークで見つめたいのは、相手を許せるかどうかではありません。相手の良いところが、今も自分の中に残っているのか。それとも、もう思い出せないほど気持ちが離れているのか。その違いを、自分で確かめるための時間です。

ワーク①「なぜ結婚しようと思ったのか」を思い出してみる

まずは、お相手と出会った頃を思い出してみましょう。初めて会った日や、交際が始まった頃、そして「この人と結婚したい」と思った頃です。

その頃のお相手には、どんな魅力を感じていましたか。優しかったからでしょうか。一緒にいると安心できたからでしょうか。笑顔が素敵だった、価値観が合った、仕事に一生懸命な姿に惹かれた……理由は人それぞれです。

頭の中だけで考えるよりも、紙やスマートフォンのメモに書き出してみることをおすすめします。思いつくまま、箇条書きで構いません。例えば——

  • 一緒にいて居心地がいい
  • 家族を大切にする人だと思った
  • 困っているときに支えてくれた
  • よく笑わせてくれた
  • 尊敬できる一面があった

など、小さなことでも十分です。ここで大切なのは、「今のお相手」と比べて評価することではありません。あの頃の自分が、どんな気持ちで結婚を決めたのかを思い出すことです。思い出せることが多い少ないに、正解はありません。まずは当時の自分の気持ちを、ありのまま振り返ってみましょう。

ワーク②お相手の良いところを3つ挙げてみる

続いて、今のお相手について考えてみましょう。「良いところなんて一つも思い浮かばない」——そう感じる方もいらっしゃるかもしれません。それでも、一度だけ考えてみてください。完璧な長所である必要はありません。例えば——

  • 子どもに優しい
  • 仕事は真面目に続けている
  • 家族のために頑張っている
  • 困ったときには助けてくれたことがある

など、どんな小さなことでも構いません。まずは3分だけ、紙やスマートフォンのメモに書き出してみましょう。もし3つ思い浮かばなければ、1つでも十分です。大切なのは数ではなく、「今の自分は、お相手をどのように見ているのか」を整理することです。

ワーク③今も変わっていないところを探してみる

ワーク①とワーク②を書き終えたら、ぜひ見比べてみてください。結婚を決めた頃に魅力を感じていたところと、今でも良いと思えるところに、重なる部分はありましたか。

「優しいところが好きだった。そして今も、子どもには優しい。」

「仕事に真面目なところに惹かれた。それは今も変わっていない。」

そんなふうに、変わらず残っているものが見つかるかもしれません。一方で、「昔は好きだったけれど、今はもう思い浮かばない」と感じることもあるでしょう。それも決して悪いことではありません。

大切なのは、「変わってしまった」と決めつけることではなく、自分が今、何を感じているのかを知ることです。もし今も変わらない魅力が見つかったなら、それはこれからの関係を考える上で大切なヒントになるかもしれません。反対に、何も思い浮かばなかったとしても、それは自分の気持ちと向き合った結果の一つです。

どちらの答えにも、正解・不正解はありません。このワークを通して見えてきた「自分の本当の気持ち」を、これからの選択に役立ててみてください。

ワークを終えたあとに考えたいこと

ワークを終えて、今どのような気持ちでしょうか。「やっぱり、この人にも良いところがある」と感じた方もいれば、「気持ちは変わらなかった」と感じた方もいらっしゃると思います。どちらも間違いではありません。

大切なのは、答えそのものではなく、一度立ち止まって自分の気持ちと向き合えたことです。人生の大きな決断だからこそ、勢いや一時の感情だけで答えを出すのではなく、「本当に自分はどうしたいのか」を考える時間を持つことは、とても大切です。

もし今回のワークを終えて、「もう一度話し合ってみようかな」と思えたなら、それも一つの前向きな一歩でしょう。反対に、「やはり気持ちは変わらなかった」と感じたとしても、その答えは感情だけではなく、自分自身と向き合った上でたどり着いたものになります。

大切なのは、誰かに答えを決めてもらうことではなく、自分自身が納得できる選択をすることです。このワークが、そのための小さなきっかけになれば幸いです。

どんな道を選ぶとしても、選ぶのは、あなた自身の意思です。

次の一歩を考えるためのページを、用意しています。気になるほうから、のぞいてみてください。

答えを急がなくて、大丈夫

立ち止まって自分の気持ちと向き合う時間は、けっして遠回りではありません。
あなたが納得できる選択を、自分のペースで。

※本記事は一般的な考え方をご紹介するものです。心や体の安全が脅かされている場合は、我慢せず、専門の相談窓口にご相談ください。